昨年の9月、発表になったばかりのGRデジタルに触れて、コンパクトデジカメを検討中と書いた。
その後、何の音沙汰もなく今まできたけど、実は昨年の11月に購入を済ませていた。 まぁ、普通の人はこんなもの買わないだろう。 今まで同じカメラを持っている人に出会ったのは一度だけ。 しかも、阿蘇の大観峰という、辺ぴな観光地。 そのコンデジとは。。。 そのカメラは、「リコー GXR」。 見た目はコンデジだが、写真専門誌によっては「ミラーレス一眼」に分類することがあるし、それは的を得ている。 最大の特徴は、レンズとセンサーを一つのユニットにし、交換できるようにしたこと。 メーカーのサイトにはこうある。 これまでのレンズ交換式カメラシステムでは、マウントやレンズ後玉から撮像面までの距離、いわゆるフランジバックやバックフォーカスを確保するという制約があり、光学性能と小型化を両立させることは困難でした。しかし、マウントを持たず、バックフォーカスも自由に設定できるGXRなら、光学的に最も無理のないレンズ設計と将来的な発展が可能です。 たぶん、ほかのメーカーもアイデアはあったんだろうけど、こんなマニアックなものを作ることには、 マーケティング的にGOが出なかっただろう。 でも、それをやってしまうのが、リコーのリコーたるゆえんだ。 GRデジタルは“28mm単焦点”という個性的なコンデジだが、 GXRも負けず劣らず個性的で、ユニット交換式というのは唯一無二の存在。 このオーナーも「超変人」の部類の人間と言えるだろう。 ただ、GRデジタルに比べると携帯性には劣る。 「A12 28mm」は、「GR LENS」の称号を与えられている割に、画面周辺の歪みが気になる。 決して完璧な出来ではないと思う。 それでも、いまだに現役で使っている「EOS 5D」にも負けない写真を生み出してくれる。 カメラユニットは2つしか持っていないけど、ライカのMマウントが使えるユニットを出すなど、 この先に何が出てくるかと思うと、発売から3年も経つのにワクワクさせてくれる。 「写真はレンズで決まる」という、有名なツァイスの格言があるが、 リコーもこのWEBページの中で、「レンズこそ写真の命です」と書いている。 どうか、そのポリシーを守り続けてほしい。
by nejikuma
| 2012-12-23 21:55
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